訪問治療について、歯科治療を受けて大丈夫なのでしょうか?という相談が多いのが現状ですが、
現在、歯科治療を通じ、医師や患者様が新型コロナウイルスに感染したとの報告はございません。
(2020年5月25日現在)。
当院におきましても下記の対策を徹底することで、患者様に安心して受診して頂けるよう
環境を整えております。
■ 歯科治療における新型コロナウイルス感染のリスクとは
感染の自覚のない患者様から歯科医師やスタッフへ感染するリスクであり、
患者さんが治療を通じて感染するリスクではありません。
■ 歯科医療の現場は、日頃から[標準予防策]を徹底しています!!
日頃から、肝炎ウイルスやエイズウイルスなどの感染予防のため、医療従事者は「標準予防策」を徹底しています。
標準予防策とは、すべての人が、血液、体液、汗以外の分泌物、排泄物、損傷のある皮膚、粘膜には感染症があるという考え方を基本に、実施する予防策です。
【高性能防護服】…従来の防護服よりも、さらに厚手の素材を使用
N95もしくはKNマスク、ガウン、フェイスガード大、ゴーグル、グローブ(2枚重着用)
【通常防護服】
写真①・②【フェイスガード:大】装着時
N95もしくはKNマスク、ガウン、フェイスガード大、ゴーグル、グローブ(2枚重着用)
写真③【フェイスガード:小】装着時
N95もしくはKNマスク、ガウン、フェイスガード小、ゴーグル、グローブ(2枚重着用)
【歯科衛生士・助手の防護服】
【歯科衛生士】N95もしくはKNマスク、ガウン、フェイスガード、ゴーグル、グローブ着用
【歯科助手】N95もしくはKNマスク、ガウン、フェイスガード、ゴーグル、グローブ着用
【訪問施設での一例】…訪問先、居宅での治療の様子
【受付・院内の様子】
■ 訪問時の診療スタッフについて(歯科医師、歯科衛生士、歯科助手等)
●フェイスガード着用、マスク着用、手洗い、検温を徹底して訪問します。
●建物に入る前、スタッフ全員が検温し、異常がないことを伝えます。
●患者様に熱がある場合は、訪問治療を中止する旨を伝えます。
●患者様に検温の実施、味覚・臭覚の異常の有無の確認、感染の疑いがあれば、
相談センターに紹介します。
●治療時は、エアロゾルが発生する切削器具の使用を最小限に抑えます。
飛び散る微粒子を吸引する機械も併用します。
■ 訪問診療の受け入れが拒否の場合(外部の人の入館を一切禁止している場合)
●訪問診療を行っている患者さんの経過や、口腔ケアの必要な方への介助での注意点などを
記載したものをお渡しするようにします。
●施設のスタッフ(施設長や施設介護士など)や医師と相談し、緊急性の高い場合には、
状況に応じて柔軟に対応します。(熱がある、ひどい痛みや腫れ等)